今回は書籍の紹介です。


技術者はマニュアル作成を始めとして、簡潔でわかりやすい文書を書く必要があります。


わかりやすい=相手に正確に伝わる文書を書く

例えば設定変更を依頼するときに、手順書を作って渡したとしても、ちゃんと手順書通りにできない人がいます。このとき、自分が作った手順書がもっと分かりやすければ、ちゃんと設定できたかもしれません。

メールをしても、相手が私の意図した通りに理解してくれていないことが多々あります。


簡潔な文章を書く

わかりやすい文書は、簡潔な文章になっています。同じ内容なら文字数が少ない方が早く読めるし、伝わりやすいです。



しかし、このような文書を書くのはたいへん難しいです。そもそも私を含めて、文書を書くための勉強をまともにしたことがない人は多いと思います。
私は常々自分の文書がちゃんと相手に伝わっているのか、わかりやすい文書なのか、自信が持てずにいました。



そこで、今回ご紹介する「技術者のためのテクニカルライティング入門講座」の紹介です。

内容の紹介はAmazonに任せるとして、私が読んだ感想です。


2章、3章はすぐに役立ちます!

「文書を短くする」、「接続詞を多用しない」、「『など』を多用しない」、「否定表現に気をつける」など、目からウロコのテクニックが満載です。

これらのいくつかでも身につけば、文書力は格段に上がると思います。



値段が2,200円と少し高価かもしれません。しかし、本を買おうか迷ったときに、いつも思い出す言葉があります。その言葉は私が新入社員だったときに、2歳上の先輩から言われた次の言葉です。

「書籍に使ったお金はいずれ自分に返ってくる」

信じるか信じないかはあなた次第です。
ただ、たった2千円で自分の稚拙な文章が少しでも改善されたら安くないですか?文書力は一生ものですよ。